東京で会社設立するなら、代行の依頼先を比べて決めるメディア 東京の会社設立を、代行手数料と実費込みの総額と区の制度で比べる

副業のまま東京で会社を作れるか|在職中に会社設立するときの実務

会社設立 東京 一人社長 副業 編集:合同会社commit / 合同会社FIELD 共同編集部
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この記事は、在職中に会社を作ろうとしている方に向けたものです

会社員を続けながら会社設立をすることは、法律上できます。会社の役員になることを禁じる法律はありません。問題になるのは勤務先の規則と、平日の日中に動けるかです。

この記事は、東京都内で在職中に会社設立をしようとしている方に向けて書いています。手続きのどこで平日の時間が必要になるのか、どこを代行に任せると楽になるのかを整理します。勤務先との関係については、就業規則をご自身で確かめてください。

本サイトは広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。手続きの内容は2026年9月時点で確認したものです。

在職中でも会社は作れます

在職中に会社を作ることを示すイラスト

会社員を続けながら会社を設立すること自体に、法律上の制限はありません。会社の取締役や合同会社の社員になることを禁じる法律はないからです。

登記の手続きでも、勤務先の許可を求められることはありません。必要なのは印鑑証明書と定款と登記書類で、在職しているかどうかは書類に出てきません

問題になるのは、勤務先の就業規則です。兼業や副業を禁じている会社もありますし、許可制にしている会社もあります。会社設立の前に、必ず自分の勤務先の規則を確かめてください。

近年は副業を認める会社が増えています。帝国データバンクの調査でも、大手企業を中心に副業・兼業を解禁する動きが広がっていることが起業の増加の背景として挙げられています。

また、同じ調査によると2025年に新しく設立された法人の代表者の平均年齢は48.9歳で、前年から1.2歳上昇して2000年以降で最高になりました。50代が26.6%を占め、60歳以上の割合も20.5%と初めて20%台に達しています。

つまり、会社員として働きながら、あるいは定年前後に会社を作る方が増えているということです。東京は会社設立の件数が全国最多なので、こうした形の会社設立も数多く行われています。

起業者の年齢をまとめた図解
働きながら会社を作る方が増えています。

出典:法務局「商業・法人登記の申請書様式(株式会社設立登記)」(2026年9月時点)

平日の日中に動く場面はどこか

平日に動く場面を示すイラスト

在職中の会社設立でいちばんの壁が、平日の日中に動く場面です。官公庁も金融機関も、基本的に平日の日中しか開いていません。

まず印鑑証明書です。区役所・市役所の窓口で取ることになりますが、マイナンバーカードがあればコンビニでも取れます。この方法なら平日に動く必要はありません。

次に定款認証です。株式会社の場合に必要な手続きですが、2024年3月1日から全国すべての公証役場でウェブ会議が原則になりました。それでも予約と事前のやりとりは平日になります。合同会社なら定款認証そのものがありません。

資本金の払込は、ネットバンキングがあれば時間を選びません。発起人の個人口座に振り込むだけです。

登記の申請はオンラインでできます。ただし登記所の受付時間を過ぎた申請は翌業務日の受付になるので、設立日を指定したい場合は注意が必要です。

会社の実印を作る時間も必要です。注文から受け取りまで数日かかりますし、登記の申請より前に手元にないと印鑑届書を出せません。東京の事務所には印鑑の手配まで扱っているところもあるので、在職中で時間が取りにくいなら、そこも一緒に頼むと楽になります。

そして法人口座の開設です。ここは代行に任せられませんし、窓口に行く必要がある金融機関もあります。ネット銀行なら平日に動かずに済むこともあります。

平日に動く必要があるかをまとめた比較図
工夫すれば、かなり減らせます。

出典:日本公証人連合会「9-4 定款認証」(2026年9月時点)

合同会社なら、平日の場面がさらに減ります

合同会社なら手続きが少ないことを示すイラスト

在職中に会社設立をするなら、合同会社のほうが手続きが軽いのは間違いありません。定款認証がないので、公証役場とのやりとりが発生しないからです。

費用も軽くなります。東京での実費は、電子定款で作れば6万円です。株式会社の16万5,000円と比べると10万5,000円の差があります。

本店を置く区市町村の特定創業支援等事業の証明書があれば、合同会社の登録免許税は3万円になります。実費が半分になるということです。

設立後の手続きも軽くなります。合同会社には決算公告の義務がありませんし、役員の任期もないので重任の登記が発生しません。在職中で時間が限られている方にとって、この差は効いてきます。

一方で、取引先によっては株式会社を求められることがあります。副業として始めて、事業が育ったら株式会社に組織変更するという進め方もできます。そのときには手続きと費用がかかりますが、選択肢としては残っています。

東京では合同会社の設立も増えています。帝国データバンクの調査によると、2025年に全国で設立された合同会社は4万4,998社で、前年比6.8%増と2000年以降で最多になりました。設立費用の軽さと経営の自由度の高さが理由として挙げられています。

会社設立の代行に相談するときに、在職中であることと、時間が取りにくいことを伝えてください。そのうえで形態を相談すると、実情に合った提案が返ってきます。

在職中の会社設立での形態の違いをまとめた比較図
時間が限られているなら、右のほうが軽くなります。

出典:国税庁「No.7191 登録免許税の税額表」(2026年9月時点)

本店をどこに置くか

本店の場所を決めるイラスト

在職中に会社設立をする場合、事務所を借りる方は多くありません。自宅を本店にするか、バーチャルオフィスを使うかの判断になります。

自宅を本店にすると費用はかかりませんが、住所が登記事項として公開されます。登記事項証明書は誰でも取れるので、自宅の住所が知られることになります

代表取締役の住所を登記事項証明書に表示しない措置を申し出る制度があります。東京の司法書士事務所のなかには、この申出に対応していて追加報酬を明示しているところがあります。ただし本店で会社名宛の配達証明付き書留を受け取れることなどの条件があります。

バーチャルオフィスを使う場合は、月額の費用がかかります。そのかわり自宅の住所を公開せずに済みます。東京は選択肢が多く、都心の住所も借りられます。

ただし、特定創業支援等事業の証明書は本店を置く区市町村のものが必要です。バーチャルオフィスの住所がある区で受講することになります。自宅の近くの区で受けても、本店が別の区なら軽減は受けられません。

本店の区市が決まると、設立登記の申請先の登記所も決まります。東京では23の登記所が商業・法人登記を扱っていて、庁の名前と管轄の区が一致しない庁もあります。オンラインで申請するなら足を運ぶ必要はありませんが、宛先を間違えないように確かめてください。

また、賃貸物件に住んでいる場合、契約上そこを本店にできるかを確かめてください。事務所としての利用を禁じている契約もあります。

本店を決めるときの確認項目のチェックリスト
3つ目を見落とさないでください。

出典:東京法務局「不動産登記/商業・法人登記の管轄区域一覧」(2026年9月時点)

区市の創業支援は、在職中でも受けられるか

在職中でも受講できることを示すイラスト

特定創業支援等事業の証明書があると、会社設立の登録免許税が半額になります。株式会社なら7万5,000円、合同会社なら3万円下がります。

ただし、受講に1か月以上かかる区が多く、在職中の方には日程を合わせるのが難しいことがあります。

そこで注目したいのが、動画セミナーを用意している区です。新宿区は動画セミナーを随時受け付けていて、原則として修了まで約1か月(全4回)とされています。自分の都合のよい時間に受けられるので、在職中でも進めやすくなります。

個別相談形式の区もあります。千代田区の区役所のワンストップ相談窓口では中小企業診断士が3名常駐していて、1か月以上かつ4回以上の支援を受けると要件を満たします。予約制なので、日程は調整できます。

証明書の申請と交付にも日数がかかります。港区は産業振興課の窓口で即日発行ですが、渋谷区はスマート申請(オンライン)のみで交付まで1週間ほどです。オンラインで申請できる区なら、在職中でも動きやすくなります。

本店を置く区を決めるときに、その区がどんな形の支援を用意しているかも見ておくと、会社設立の日程が組みやすくなります。

在職中でも受けやすい形をまとめた比較図
本店の区を決めるときの材料になります。

出典:新宿区「新宿区特定創業支援等事業について」(2026年9月時点)

会社設立の代行をどう使うか

代行の使い方を示すイラスト

在職中の会社設立では、代行の使い方が効いてきます。全部を頼む必要はありません。

電子定款だけを行政書士に頼むという形があります。紙の定款には収入印紙が4万円かかりますが、電子定款なら不要です。自分で電子署名の環境をそろえるのは割に合わないので、ここだけ頼むと4万円が浮きます。

登記の申請だけを司法書士に頼むという形もあります。定款が完成している人向けのプランを持つ事務所があります。

一式で頼むのがいちばん手間がかかりません。定款の作成から登記の申請まで任せられます。東京の司法書士事務所では「株式会社7万円〜、合同会社6万円〜」といった報酬の出し方が見られます。

税理士法人に頼むと手数料が0円になることがありますが、設立後の税務顧問契約が条件になっていることが多くなります。副業として小さく始める段階では、毎月の顧問料が負担に感じられることもあるので、条件を確かめてください。

東京には顧問契約を条件としない司法書士事務所もあります。「税理士のような強制顧問はない」と明記している事務所もあるので、設立の一回だけの付き合いで済ませたい方はそういう事務所を探してください。

東京の依頼先と条件(2026年9月時点の公式サイトの表示)
事業者拠点代行手数料顧問契約の要否scope
ベンチャーサポート税理士法人渋谷区(渋谷本社ほか、日本橋・新宿・池袋・恵比寿・銀座・秋葉原・千駄ヶ谷に拠点)55,000円。税理士顧問契約とセットの場合は0円手数料0円は税理士顧問契約とセットの場合。顧問契約なしなら55,000円設立手続の代行と設立後の税務顧問
税理士法人経営サポートプラスアルファ豊島区(東京都豊島区池袋二丁目47番5号 池袋オンダビル7階)0円(同社の表示。設立後の顧問契約が前提であるため設立手数料をとらないと明記)設立後の顧問契約が前提と公式サイトに明記設立手続の代行と設立後の税務顧問
多摩シェルパ行政書士事務所日野市(無料相談室:日野市神明2-14-1。千代田区岩本町と川崎市麻生区にも相談室)株式会社120,000円、合同会社100,000円、一般社団法人120,000円、NPO法人200,000円(公式サイトの表示)税務顧問契約の条件はなし。提携司法書士が管轄法務局へ代理申請し、その報酬も費用に含まれると記載定款作成・電子認証と、提携司法書士による登記申請
司法書士中下総合法務事務所新宿区(東京都新宿区新宿2-1-5 パークサイドスクウェア5F)株式会社7万円〜(税込7万7,000円〜)、合同会社6万円〜(税込6万6,000円〜)税務顧問契約の条件はなし(司法書士事務所)。企業法務・顧問契約サービスは別メニュー定款作成・認証から登記申請までの代理
シルク司法書士事務所渋谷区(東京都渋谷区笹塚二丁目1番10号)見積例を掲載(ひとり会社・資本金300万円の株式会社の例)。書面定款で自分でやる場合との差額4万円(ひとり会社は3万円)でトータルサポートを受けられると説明税務顧問契約の条件はなし(司法書士事務所)定款作成・認証から登記申請までの代理
会社設立完全代行ネットテラス板橋区(東京都板橋区成増二丁目22番9号 ハヤブサビル2階)全国一律9,800円のプランと、電子定款作成・認証プラン16,800円、38,000円のプランを表示「税理士のような強制顧問なし」と明記。月々のランニングコストはかからないとしている登記申請の代理まで対応。定款の作成・認証だけのプランもある
ベンチャーパートナーズ(設立MAXプラン)港区(東京都港区新橋1丁目16-4 りそな新橋ビル6階)設立手数料99円。司法書士手数料と定款印紙代を0円とし、さらに10万円の値引き設立MAXプランは税務顧問契約(月額9,999円から)を締結した人が対象。「税務顧問の契約期間の縛りや追加料金などは一切ありません」と明記。税務顧問契約が不要な場合のプランも別に用意されている設立手続の代行と設立後の税務顧問。司法書士・行政書士の手数料も同社が負担すると記載
マネーフォワード クラウド会社設立全国オンラインサービス利用料0円(設立手数料0円と表示)税務顧問契約は不要。電子定款作成料を0円にするにはマネーフォワード クラウドの有料プラン契約が条件定款・登記書類の作成。定款認証と登記申請は利用者または提携専門家が行う
法人設立ワンストップサービス全国オンライン(国のサービス)0円(国のサービス)顧問契約などの条件は一切なし。マイナンバーカードと電子署名の環境が必要設立登記の申請と設立後の各種届出をオンラインでまとめて行える
freee会社設立全国オンライン(運営会社の所在地は東京都品川区大崎)サービス利用料0円税務顧問契約は不要。電子定款の費用負担を受けるにはfreee会計の年間契約が条件定款・登記書類の作成。定款認証と登記申請は利用者または提携専門家が行う
司法書士なみき事務所/行政書士&国際貿易Nmk事務所大田区(東京都大田区池上4-6-6。池上7-2-7の創業支援施設「フェムベース」内の会議室も利用可)株式会社・合同会社ともに報酬を明示(総額に含めて表示)税務顧問契約の条件はなし。想定条件(出資者兼役員2名以内、出資金500万円まで、所在地と代表者の住所が首都圏)を明記定款作成から登記申請までの代理。外国会社の登記にも対応
司法書士行政書士吉澤事務所江戸川区(東京都江戸川区西小岩1-21-22 松筑マンション205)報酬77,000円(税込)税務顧問契約の条件はなし(司法書士事務所)定款作成・電子認証から登記申請までの代理。会社代表印3点セット11,000円(税込)の注文も可
八王子市会社設立センター(サン共同税理士法人)八王子市(東京都八王子市横山町9-11)0円(公式サイトの表示)税務顧問費用の割引には適用条件(新設3年以内、売上300万円未満、法人は1社目に限る)があると明記設立手続の代行と設立後の税務顧問。登記申請は提携司法書士
弥生のかんたん会社設立全国オンライン利用は0円から(公式サイトの表示)税務顧問契約は不要定款・登記書類の作成
経堂司法書士事務所世田谷区(東京都世田谷区宮坂3-9-4 アルカディア経堂1階)資本金の額などの条件によって金額が異なるため、相談のうえ見積もりと記載「設立後に提携している税理士や公認会計士との顧問契約を締結することを条件に依頼を受けている業者が散見されるが、当事務所ではそのような条件は一切ない」と明記定款作成・電子認証から設立登記の申請までの代理
東京会社設立・起業サポート渋谷区(東京都渋谷区南平台町15-12 南平台AIEビル3F)0円(公式サイトの表示)手数料0円は会社設立後に税理士顧問契約を希望する人が対象と公式サイトに明記設立手続の代行と設立後の会計・税務
税理士法人TOTAL千代田区(東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビルヂング6階)0円(公式サイトに「当社手数料0円の適用には条件があります。詳細についてはお問い合せください」と記載)「顧問契約は必須ではなく、お客様の自由です」と明記。ただし手数料0円の適用には条件があるとも記載。クラウド会計導入サポートは税理士顧問契約をした顧客に限ると記載設立手続の代行と設立後の税務顧問
司法書士法人はやみず総合事務所豊島区(東京都豊島区南池袋2-26-4 南池袋平成ビル10階)公式サイトの解説ページでは報酬額の明示を確認できず税務顧問契約の要否についての記載は確認できず(司法書士事務所のため税務顧問はそもそも対象外)定款作成から登記申請までの代理
東京会社設立センター(辻・本郷 税理士法人)東京都内に複数拠点(会社設立の相談窓口となる拠点の区名は公式サイトに記載なし)無料(公式サイトの表示)設立サポートだけでなく顧問税理士としての業務も請け負うと記載。手数料無料の条件が顧問契約かどうかは、ページ本文(料金は画像表示)では確認できず。申し込む前に必ず確認すること設立手続の代行と設立後の税務顧問
freee会社設立×会計事務所SoVa 士業伴走プラン全国オンライン(拠点の所在地は公式ランディングページに記載なし)0円(会計事務所SoVaと顧問契約をすることで会社設立のサポートが0円になると明記)会計事務所SoVaとの顧問契約が条件と公式ページに明記設立サポートと設立後の会計・労務。士業の独占業務は提携士業と協業すると明記
会社設立代行センター(小川行政書士事務所)葛飾区(東京都葛飾区堀切4-9-17)このページでは報酬額の明示を確認できず税務顧問契約の条件はなし(行政書士事務所)株式会社・合同会社・NPO法人の設立手続。定款の電子認証
神保町法務司法書士事務所千代田区(東京都千代田区神田神保町1丁目32番地 大湯ビル303号)公式サイトに記載なし税務顧問契約の条件はなし(司法書士事務所)会社設立を含む登記業務全般

※ 2026年9月時点の各社公式サイトの表示にもとづきます。記載がない項目は「公式サイトに記載なし」としています。料金・条件は変わることがあるため、申し込む前に必ず公式サイトで確認してください。掲載は当サイト調べです。

代行の使い方をまとめた図解
全部を頼む必要はありません。

出典:消費者庁「「No.1表示」に関する実態調査報告書」(2026年9月時点)

設立後にかかる固定費

設立後の固定費を示すイラスト

副業として会社を持つ場合、設立後にかかる固定費を先に把握しておいてください。売上が小さいうちは、この固定費が重く感じられます。

東京都に事務所を置く法人には、法人都民税の均等割がかかります。東京都主税局のページによると、均等割は決算の状況にかかわらず課税されます。23区内で資本金等の額が1,000万円以下・従業者数50人以下なら年額7万円からです。

つまり、売上がゼロでも7万円は納めることになります。個人事業なら、赤字の年にこの負担はありません。会社設立をするかどうかの分かれ目のひとつが、ここです。

役員報酬を出すなら、社会保険にも加入します。保険料は報酬額に応じて決まり、その半分を会社が負担します。在職中の場合、勤務先でも社会保険に入っているので、扱いが複雑になることがあります。この点は年金事務所か社会保険労務士に確かめてください

税理士に頼むなら顧問料と決算料もかかります。自分で申告するなら会計ソフトの利用料が必要です。株式会社なら決算公告の義務もあります。

これらを足すと、年間で十数万円から数十万円になります。副業の売上でこれを賄えるかどうかを、会社設立の前に計算しておいてください。

副業でも毎年かかるもののチェックリスト
1つ目は、選択の余地がありません。

出典:東京都主税局「法人事業税・法人都民税」(2026年9月時点)

勤務先との関係で確かめること

勤務先との関係を確かめるイラスト

在職中に会社設立をする場合、勤務先との関係で確かめることがいくつかあります。

まず就業規則です。兼業や副業を禁じている会社もありますし、許可制にしている会社もあります。会社の役員になることを届出事項にしている場合もあります。会社設立の前に、必ず自分の勤務先の規則を確かめてください。

次に競業の問題です。勤務先と同じ事業をする会社を作ると、競業避止義務に触れる可能性があります。業種の選び方は慎重に考えてください。

住民税の扱いも気になるところです。役員報酬を受け取ると、その分の住民税が発生します。この扱いについては、お住まいの区市町村の窓口か税理士に確かめてください。当サイトでは個別の税務判断は書きません。

なお、会社設立そのものが勤務先に自動的に通知される仕組みはありません。登記事項証明書は誰でも取れますが、勤務先が積極的に調べない限り、登記の事実が伝わることはありません。

とはいえ、隠して進めるのはおすすめしません。後から発覚したときのほうが問題が大きくなります。規則を確かめて、必要なら届け出てから会社設立に進んでください。

勤務先との関係で確かめる項目のチェックリスト
1つ目を飛ばさないでください。

出典:東京都主税局「仕事と税金(法人事業税・法人都民税のQ&A)」(2026年9月時点)

まとめ

記事のまとめを示すイラスト

在職中に会社設立をすること自体に、法律上の制限はありません。確かめるのは勤務先の就業規則と、平日の日中に動けるかどうかです。

平日に動く場面を減らすには、マイナンバーカードで印鑑証明書をコンビニ交付にする、合同会社にして定款認証をなくす、登記はオンラインで申請する、といった工夫があります。動けない部分は代行に頼むのが現実的です。

設立後は、赤字でも法人都民税の均等割がかかります。23区内で資本金等1,000万円以下なら年額7万円からです。副業の売上でこの固定費を賄えるかを、会社設立の前に計算しておいてください。

記事の要点を3つにまとめた図解
2つ目と3つ目で、進め方が決まります。

出典:デジタル庁「法人設立ワンストップサービス」(2026年9月時点)

平日に動けない部分を、先に洗い出してください

在職中の会社設立でつまずくのは、費用ではなく時間です。公証役場も登記所も金融機関も区役所も、平日の日中しか開いていません。どこが自分で動く必要があるのかを先に洗い出してください。

洗い出したうえで、動けない部分を代行に任せる。これが在職中の会社設立でいちばん現実的な進め方です。全部を頼む必要はありません。電子定款だけ、登記だけ、という頼み方もできます。

そして、本店を置く区市町村の特定創業支援等事業は自分で受講する必要があります。新宿区のように動画セミナーを随時受け付けている区なら、在職中でも受けやすくなります。本店の区を決めるときに、この点も見ておいてください。

他にもこのようなサイトで検索されていますので、ぜひ見てください

掲載順に優劣の意味はありません。並び順はページごとに変えており、順位付けではありません。いずれも当サイトが実際に検索してURLの存在を確認したサイトです(確認時点の情報のため、移転・終了している場合があります)。

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